古本カフェ のらっぽ

うさこ。

2020年06月26日 00:12

 古本カフェ のらっぽ





晩春のころ伺った海野宿は

やはり人影まばらで、柳の木の揺れる音だけがさらさらと。





ひっそり営業中の古書カフェは

元は質屋さんだったという築160年の古民家をリノベートしたお店。

在書は2,000冊を超えるとか。





引き戸を開けると 西日に輝く書棚。





土間には テーブルがひとつ。

昔のおうちは 木戸が大きい。





靴を脱いで お邪魔します。

こちらも背にはたっぷり本を抱えた書棚が。





決して広くはないけれど、

ひとり掛けのソファーチェアの居心地は抜群。

きれいに整頓されたその景色は

古書カフェならではかもしれない、と思う。

紙の香りもかぐわしく。





アップルジンジャーは ほかほかと温かで

書棚から取り出した ゴヤの画集に対局し、甘く溶ける。


晩年は耳が聞こえにくかったとされるゴヤ。

スペインの内乱を生きた歴史を ゆっくりとひも解く時間。

幾人がこの本を開き、優雅に同じ時間を味わっただろう。

歴史は重なる。





添えられた「海野宿」の花瓶の花。

  これなんて名前だっけ? 子供の頃 ちゅ。って 蜜を吸った花。

  古書店には 自分の記憶を回顧する仕掛けもあるらしい。





こちらのブログも覗いてね(*^。^*)♪

     http://usako62800.naganoblog.jp/
           「うさこの冬の北欧周遊記」

    

     https://www.facebook.com/usako628
         「うさこ フェイスブック」




海野宿古本カフェ「のらっぽ」
 東御市本海野1030 丸屋平右衛門様方
 TEL 090-4161-3200
 定休日 火曜日 水曜日
https://twitter.com/fukagawafura

関連記事